かつての東大寺には、大仏殿の東西に七重塔(東塔・西塔)が配されていました。
2024年(令和6年)、東塔について研究してきた奈良文化財研究所は、その高さは68メートルだったというとりまとめ結果を発表しました。
東塔は、1180年(治承4年)12月の平重衡による南都焼討で焼失した後、1227年(嘉禄3年)頃に再建されましたが、1362年(康安2年)に落雷で焼失してしまいました。
現存する木造塔で一番高いのは京都の東寺の五重塔。
東大寺の東塔は、それより13メートルも高かったようです。
東大寺で受戒したという藤原道長も日本最大級の塔を見ていたのでしょうか。
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