「鎌倉」という地名の由来については、いつくかの説があるようですが、浄妙寺の鎌足稲荷社の伝説もその一つにあげられます。
藤原鎌足は鹿島神宮に参詣する途中、鎌倉に宿泊した折、夢に現れた老人から、
「鎌槍をこの地に埋めれば天下はよく治まる」
というお告げを受け、白狐に案内されて現在の浄妙寺の裏山に所持していた鎌槍を埋めたという伝説が残されています。
(※鎌足の伝説は、鶴岡八幡宮の大臣山にも残されています。)
この「鎌槍」から「鎌倉」という地名が生まれたといいます。
「鎌足桜」は、鎌足の持っていた杖が根づいたという伝説の桜。
2008年(平成20年)2月19日、鎌足の「鎌槍伝説」が残されている浄妙寺に寄贈されました。
甘縄神明神社を創建したという染谷時忠は鎌足の子孫とされています。
長谷寺開基の藤原房前は鎌足の孫といわれています。
房前を祖とする家系が藤原北家。
真楯→内麻呂→冬嗣→長良→基経→忠平→師輔と続き・・・
大河ドラマ「光る君へ」に登場する兼家・道隆・道兼・道長へと繋がっていきます。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
~桜の次はアジサイ~