桐ヶ谷桜は、鎌倉の材木座桐ヶ谷が原産といわれる桜。
通常、桜の花びらは5枚ですが、桐ヶ谷は5枚から8枚ほどの花が混生しています。
室町時代には、足利尊氏によって京都御所の紫宸殿の左近の桜として植えられ、仁和寺辺りにも植えられたのだと伝えられています。
桐ヶ谷の開花は、ソメイヨシノより少し遅くなります。
紫宸殿は内裏の正殿。
紫式部の『源氏物語』~花宴の巻~では、紫宸殿の南殿の庭で桜の宴が催され、光源氏は「春鴬囀」を舞い、頭中将は「柳花苑」を舞いました。
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~鎌倉市の木~
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