1月29日から開催されている「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」には、まひろ(紫式部)が使っている机が展示されています。
「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな」
「光る君へ」で紫式部が読んでいたこの歌は、紫式部の曾祖父・藤原兼輔が詠んだ歌。
醍醐天皇の更衣となった娘の桑子を案じて詠んだものとされています。
光源氏の母・桐壺更衣は、桑子をモデルにしているともいわれています。
紫式部の邸宅は、蘆山寺の地にあったと考えられています。
幼い頃に母(藤原為信女)を亡くした紫式部は、この地で父藤原為時に育てられ、藤原宣孝との婚姻生活を送り、一人娘・賢子(大弐三位)を育てます。
そして、『源氏物語』を書いたのもここでした。
「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」は2025年1月31日(金)まで開催。
石山寺は、聖武天皇の勅願によって東大寺の良弁が開いた観音霊場。
紫式部が『源氏物語』を書き始めた寺として知られています。
藤原道綱母の『蜻蛉日記』・赤染衛門の『赤染衛門集』・和泉式部は『和泉式部日記』・菅原孝標女の『更級日記』にも登場。
そして、清少納言は『枕草子』に「寺は石山寺・仏は如意輪観音」と綴りました。
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