静岡県駿東郡清水町を流れる柿田川は、富士山の雨や雪解け水が三島溶岩流にしみ込み、その先端から湧き出している地下水を源泉としている川。
現在は柿田川公園として整備されていますが、戦国時代には泉頭城(いずみかしらじょう)がありました。
小田原城の
北条氏康が甲斐国の
武田信玄の侵攻に備えて築いた城で、武田氏滅亡後は
駿府城の
徳川家康に備えるための前線基地として機能。
豊臣秀吉の
小田原征伐によって北条氏が滅びると廃城となりましたが、
徳川家康は新たな城を築き隠居所とする計画を立てていたのだとか。
しかし、その計画はなくなり
駿府城を隠居所としたようです。