円覚寺の国宝梵鐘は、1301年(正安3年)の刻銘のあるもので、「洪鐘」(おおがね)と呼ばれています。
伝説によると、
九代執権・北条貞時は父時宗の志を継いで大鐘を鋳造しようとしますが・・・
鋳物師の物部国光は、大きな鐘のため鋳造に二度失敗してしまいます。
貞時は、師の西澗和尚の勧めで七日七夜江の島に参籠。
その加護によって三回目の鋳造で成功したのだとか。
貞時は、洪鐘鋳造の成功に感謝して弁天堂を建立。
江の島の弁財天を勧請して円覚寺の鎮守として祀ります。
弁財天の祭礼は60年に一度。
洪鐘祭と呼ばれています。
今年はその祭礼が開催されます。
10月29日(日)9:30頃から。
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