住吉大社は、平安時代中頃から「和歌の神」として信仰されるようになりました。
ある天皇は行幸の際、
「我見ても久しくなりぬ住吉の岸の姫松いく代へぬらむ」
と詠んだそうです。
紫式部の『源氏物語』では、光源氏の最愛の女性・紫の上が
「我見ても久しくなりぬ住吉の岸の姫松いく代へぬらむ」
と詠んでいます。
住吉大社は松の名所だったそうで、現在でも松苗神事が行われているようです。
紫式部の同僚・赤染衛門は息子の病気回復祈願のため和歌を奉納しました。
源実朝も夢のお告げを受けて、二十首の和歌を奉納したのだと伝えられています。
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