1180年(治承4年)8月28日、源頼朝は真鶴から安房へ向けて船出します。
頼朝が船出した岩海岸に通じる道は謡坂(うたいざか)。
頼朝を手引きした土肥実平は、頼朝の無事と再起を願って謡い踊ったのだと伝えられています。
土肥に三つの光あり
第一には八幡大菩薩我君を守り給う和光の光と覚えたり
第二には我君平家を討ち亡ぼし一天四海を照らし給う光なり
第三には実平より始めて君に志ある人々の御恩によりて子孫繁昌の光なり
嬉しや水水鳴るは瀧の水
悦び開けて照らしたる土肥の光の貴さよ
我家は何度も焼かば焼け
君が世にお出になったら広い土肥の椙山に茂る木を伐って邸など何度でも造りかえる
君を始めて万歳楽我等も共に万歳楽
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2022年の大河ドラマ