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2023年4月13日木曜日

頼朝公墓前祭


鎌倉に武家の都を創った源頼朝は、1199年(建久10年)1月13日に亡くなりました。

毎年、4月13日には、墓前祭が執り行われます。




頼朝の死因は不明ですが、『吾妻鏡』は・・・

「1198年(建久9年)12月に稲毛重成が架けた相模川の橋の落成供養に出席し、その帰路に落馬。

それからどれほどの時を経ずして亡くなった(1212年(建暦2年)2月28日条)」

と伝えています。


頼朝は、1189年(文治5年)に奥州征伐の祈願所として建てた持仏堂に葬られます。

本尊は京都の清水寺から賜った2寸銀の正(聖)観音像でした。

文覚に命じて京都で描かせた阿弥陀三尊像や、平治の乱で頼朝が帯びていたという源氏重代の太刀「髭切」(ひげきり)も納められていたのだといいます。

一周忌には北条政子が自らの髪の毛を除髪して刺繍したという「梵字の曼荼羅」が飾られました。

2人が崇敬した熱海の伊豆山神社に伝えられている「頭髪梵字曼荼羅」がそれだともいわれています。


源頼朝墓

持仏堂は頼朝が葬られた後は法華堂と呼ばれました。

今はその法華堂はありませんが、その跡地といわれる所に墓塔が建てられています。

現在の墓塔は、1779年(安永8年)に薩摩藩の島津重豪(しまづしげひで)が建てたもの。

島津氏の祖・忠久は頼朝の御落胤だという伝説が各所に残されているようです。



頼朝公墓前祭


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