朝夷奈切通にある梶原太刀洗水は、上総広常を暗殺した梶原景時が太刀の血のりを洗い流したという伝説の水。
鎌倉五名水のひとつ。
朝比奈のバス通りにある五輪塔(上総介塔)は、上総介広常の墓といわれています。
上総広常は、源頼朝の鎌倉入りの際に二万騎を率いて参陣した武将。
1183年(寿永2年)、謀反の疑いがあるとして梶原景時に暗殺されました。
広常の屋敷は朝夷奈切通付近にあったのだといいます。
(千葉県一宮町)
玉前神社は、上総国の一宮。
『吾妻鏡』によると、
1182年(治承6年)7月、上総広常は玉前神社に鎧を奉納。
そこには、源頼朝の祈願成就と東国泰平を祈った願文が結び付けてありました。
翌年、広常は謀反を疑われて梶原景時に暗殺されてしまいますが、この願文によって広常に謀反の心がなかったことが明らかとなり、頼朝は広常を殺してしまったことを悔やんだのだといいます。
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