小道地蔵堂
小道地蔵堂は、源頼朝の伝説が残された堂。
もとは星ヶ山の中腹にあったが焼失し、現在地に再建されたのだという。
伝説によると・・・
1180年(治承4年)8月、源頼朝は石橋山で大庭景親と伊東祐親らに大敗。
星ヶ山の純海和尚は、助けを求めてきた頼朝一行を堂の床下に隠した。
そこへ大庭景親の軍勢が押し寄せ、頼朝の行方を聞き出すため純海和尚を拷問にかけるが、和尚は頼朝の事を話す事なく息絶えてしまったのだという。
騒ぎが静まり、床下から出てきた頼朝が眼にしたものは、哀れな純海和尚の姿。
純海和尚を膝に抱きかかえ愛憐の涙を流す頼朝。
その時、頼朝の涙が純海和尚の喉元に落ちた。
すると、純海和尚は息を吹き返したのだという。
のちに頼朝は純海和尚の忠誠に報いるために寺領を寄進。
堂の名は小道山頼朝寺とされたのだとか。
宝篋印塔
小松石の宝篋印塔には、小道地蔵堂の由来が刻まれている。
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