2代将軍の外戚となり、権力を振るったが、北条氏討伐の企てが北条政子に知られ、名越の北条時政邸で謀殺されたと伝わる人物はだれか。
(第13回鎌倉検定試験3級:歴史・旧跡の問題)
1 千葉常胤
2 三浦義明
3 梶原景時
4 比企能員
1203年(建仁3年)7月、源頼家が危篤状態となると、頼家を擁する比企能員と実朝を将軍にして実権を握りたい北条時政との対立が激化。
9月2日、頼家は能員に北条氏討伐の許可を与えますが・・・
同日、時政は能員を自邸に誘き出して暗殺。
暗殺を実行したのは、天野遠景と仁田忠常。
比企邸も北条義時らに攻められ、比企氏が滅亡しました(比企能員の変)。
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一族の邸宅跡に建てられており、一族の供養塔もあることから、妙本寺と縁の深い人物はだれか。
(第12回鎌倉検定試験3級:寺院・神社の問題)
1 畠山重忠
2 和田義盛
3 梶原景時
4 比企能員
妙本寺は、比企能員の変で滅んだ比企能員の屋敷があった場所。
能員の末子能本が一族の菩提を弔うために建てた法華堂を前身としています。
山号の「長興」は能員の法名、寺号の「妙本」は能員夫人の法名。
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妙本寺境内には比企能員の娘で鎌倉幕府二代将軍源頼家に嫁した若狭局を祀る( ① )、 比企一族の供養塔、頼家と若狭局の間に生まれ、わずか 6 歳で落命した幼児一幡を祀る( ② )などがある。