極楽寺は、深沢にあった北条重時の念仏堂を起源としています。
重時は北条義時の三男。
母は姫の前。
念仏堂は現在地に移された後、子の長時と業時が忍性を迎えて念仏寺だった極楽寺を律院に改めました。
極楽寺は、七堂伽藍と四十九の支院を持つ壮大な寺院でした。
しかし、新田義貞の鎌倉攻めで焼失、以後再建を繰り返しますが、その度に焼失し、現在は吉祥院を残すのみとなっています。
極楽寺の正式名称は「霊鷲山感応院極楽寺」。
転法輪殿
本尊の清凉式釈迦如来立像は、京都清凉寺の釈迦如来立像を模刻したもので重要文化財。
秘仏で転法輪殿に安置されています。
観音堂
鎌倉観音巡礼第22番(如意輪観世音)。
客殿
山門
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開山の忍性は、律の布教と、様々な慈善救済事業に力をそそぎました。
境内には、忍性が粥を施したとする「極楽寺ノ井」や「千服茶臼」、「製薬鉢」が残されています。
極楽寺ノ井
千服茶臼
製薬鉢
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