壽福寺は、1200年(正治2年)に北条政子が創建したと伝えられている臨済宗建長寺派の寺院。
開山は、日本に臨済宗を伝えた栄西。
亀谷山
壽福金剛禅寺
壽福寺は、鎌倉五山第三位。
創建当初は、天台・真言・禅の三宗兼学の寺院で、鎌倉で数多くの供養・修法の導師を勤めた栄西の行法も、ほとんどが密教的であったといわれています。
壽福寺が禅刹としての体裁を整えたのは、1278年(弘安元年)頃。
五山の制度は臨済宗寺院の格式を表すものですが、鎌倉時代の五山がどの寺だったのかは定かでありません。
ただ、鎌倉の禅宗四大寺である建長寺、円覚寺、壽福寺、浄智寺と京都の建仁寺が五山に列せられていたと考えられています。
室町時代になると五山の寺院は変遷しますが、1386年(至徳3年)、室町幕府三代将軍足利義満は、南禅寺を五山之上に置き、鎌倉五山と京五山を定めました。
これが最終的な決定で、壽福寺は鎌倉五山の三位に列せられました。
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