光明寺の本堂に置かれてる善導大師像。
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伝説によると・・・
その昔、中国・唐にあった善導大師像。
日本で浄土の教えが広まりつつあることを知った像は、僧と化して船に乗り込みます。
ところが途中で暴風雨に遭ってしまいます。
善導大師像は荒れ狂う海に対し「南無阿弥陀仏」の名号を書いて投げると、暴風雨はたちまちに治まり、船は無事に博多に到着したのだとか・・・
この前夜、「善導大師像が博多に着かれる」という夢告を受けた聖光が迎えに行ってみると、善導大師像は松のほとりにいらっしゃったそうです。
喜んだ聖光は、この像を持ち帰り厚く信仰したのだといいます。
その後、聖光は諸国行脚に出る弟子の良忠にこの像を譲ります。
しかし、良忠は持ち歩くのに大変なので「有縁の地で教えを垂れたまえ」と祈り、導大師像を筑後川に流してしまいました。
それから数年後、鎌倉の材木座の沖で七日七夜に及んで光り輝く物が現れます。
良忠が行ってみると、それは筑後川に流した導大師像でした。
光明寺の名はこの伝説から付けられたのだとか・・・
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