別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


検索




2016年5月29日日曜日

観音山霊験記・・・鎌倉:長谷寺のあじさいにまつわる紙芝居

5月28日、長谷寺では、「観音山霊験記」という紙芝居が上演されました。

長谷寺の縁起から始まる紙芝居したが、この投稿では、観音山のアジサイにまつわる話のアラスジを紹介させて頂きます。








昔、相州鎌倉長谷の村に観音山在り 
極楽西方浄土と伝う地に
華を咲かせたいと願う老師は
ある夜、霊夢を見た




一人の童女が観音山に向いて
この山に花を咲かせ給えと祈祷すると



空に七色の雲が湧き出で
やがて山神が現れた

地の神は長い鉾にて地を浄め


雨の神は恵みの雨を降らせ



風の神は袋より花を吹き出させた



たちまち観音山は紫陽花の花が咲き誇り
極楽浄土のごとき七色の華で埋め尽くされた




目覚めた老師が山を眺めると
確かに絢爛な華の山になっていた




老師はたいそう喜び
山中に千手観音を祀りて祝福した









長谷寺のマツダさんによる紙芝居。

長谷寺縁起からはじまり、観音山にアジサイが咲き誇るまでの物語を語って頂きました。

この紙芝居の絵は、マツダさんが描いたものなのだそうです。


観音山は、間もなくアジサイの見頃を迎えます。


観音山の千手観音
(紙芝居に登場した観音さま)



紙芝居の最後の絵は良縁地蔵でした。

 良縁地蔵



紙芝居で配られた飴

紙芝居で配られた飴は、長谷寺オリジナルで「和み地蔵」が描かれています。

・・・・・・・・・・・

6月の鎌倉は!アジサイ!

 長谷寺のあじさい

 明月院ブルー

 鎌倉:アジサイの名所


検索

Translate