そして本堂前のカイドウ。
まだ満開ではありませんが・・・
私の場合、このくらいの開花状況の時が一番きれいに感じます。
蕾の色が濃いからなのかもしれませんが・・・
光則寺では、4月7日まで、本堂の格天井を荘厳するための鎌倉彫136枚が特別公開されています。
格天井に設置する前に公開されているもので、近くで観ることができるのはこの期間だけです。
2年をかけて制作された作品で、日本漆で仕上げてあるのだそうです。
格天井というのは、それぞれの四角の大きさが同じではないということで、136枚の鎌倉彫も大きさが違うものとなっています。
また、天井に取り付けるものなので、浅い彫り方をしているそうで、それに立体感をつけるのは大変な技術なのだということです。
鎌倉彫は、鎌倉仏師たちが遺した国の伝統的工芸品。
宋から陳和卿が持ってきた彫漆工芸を、運慶の子康運が真似て作った仏具を始まりとしているのだといわれています。
「武家の古都・鎌倉」の文化を引き継いでいる数少ない貴重な産業です。
山門前の枝垂れ桜は、そろそろ見頃を終えます。
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