別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2014年11月2日日曜日

北鎌倉のトンネルと四角四境祭と八雲神社

北鎌倉駅横にあるトンネル
(現在は通行できません)


三代執権北条泰時が行った「四角四境祭」(陰陽道に基づく除災の儀式)の北の境は、このトンネルが掘られている岩塊の外側だったそうです。

『吾妻鏡』によると、1224年(元仁元年)12月26日、疫病の流行に対し北条泰時は、六浦、小坪、稲村、山内の四境(鎌倉の境界(外側)で「四角四境祭」を執り行っています。




山ノ内の八雲神社は、「四角四境祭」の斎場だった所に建てられたと伝わっています。

境内には陰陽師・安倍晴明の伝説が残る「晴明石」も置かれています。




1235年(嘉禎元年)、四代将軍藤原(九条)頼経が疱瘡にかかった際にも「四角四境祭」が行われてました。

この時の四境は、巨福呂坂・小坪・六浦・片瀬。

この時の「巨福呂坂」と1224年(元仁元年)の時の「山内」は同じ場所と考えるのかもしれません。



山ノ内の高台にある八雲神社

石段

八雲神社からは富士を臨めます。

境内の稲荷社




 鎌倉手帳


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